
シミ取りレーザーの施術後は、照射部位にテープを貼ることが一般的です。
人によっては、日常生活に影響があるのではないかと心配になるかもしれませんが、テープには回復を助ける大切な役割があります。
この記事では、シミ取りレーザー後に貼るテープの役割や管理方法、貼付期間、テープを貼っている間の注意点について紹介します。
テープの扱いは仕上がりを左右する重要なポイントのため、ぜひ参考にしてください。
シミ取りレーザー後のテープの役割

施術後にテープを貼ると患部を直接見ることができないため、不安に思う方も多いかと思います。
しかしテープは施術後の肌に対して重要な役割を担っています。
ここでは、シミ取りレーザー後のテープが持つ役割について紹介します。
患部を紫外線や摩擦から守る
シミ取りレーザー後の肌は外部刺激に敏感な状態のため、デリケートな肌を守る必要があります。
施術直後の肌は腫れやヒリヒリ感が生じやすく、普段は気にならないような摩擦や紫外線といった些細な刺激にも弱い状態です。
特に患部が紫外線を浴びて、炎症後色素沈着(戻りシミ)が生じると数ヶ月続く場合もあります。
また、テープを貼ることは、外部刺激を物理的に遮断し、患部の回復を促すためのサポートになります。
「いつ剥がしていいか」などの具体的な判断は、クリニックの指示に従うことが大切です。
患部を管理しやすい
敏感になっている肌の状態では、メイクや洗顔などの日常生活に必要な作業を、通常通りに行うのが難しくなります。
例えば、デリケートな状態の肌を保護せずに洗顔をすると、痛みを感じたり擦ることで肌にダメージを与えたりする原因となります。
患部にテープを貼れば、その上からメイクや洗顔が行え、入浴も可能です。
多くの場合、テープは10日ほど貼ったまま過ごしますが、剥がすタイミングや貼り直しについてはクリニックの指示に従いましょう。
かさぶたを目立たせない
一般的なテープや絆創膏は顔に貼ると目立ちますが、レーザー治療の保護テープは、肌になじみやすい色や薄さなど、色々な種類があります。
クリニックの方針や治療の内容、患部の状態によっては、あえて厚みのある目立ちやすいものを選択するケースもあります。
上からメイクができるとはいえ、仕事やライフスタイルによってはテープが目立つと日常生活に支障がある方もいるでしょう。
どうしても保護が必要な症例もあるため、どのようなテープを使用するのか、貼らない選択肢はあるのかなど、事前に医師に相談してみてください。
シミ取り後のテープの管理方法

シミ取りレーザー後のダウンタイムは、テープによって患部が保護された状態を維持することが大切です。
ここでは、テープを貼っている期間の過ごし方や、剥がれそうになった際の対処法など、適切な保護を続けるためのポイントを紹介します。
毎日の貼り替えは不要
シミ取りレーザー後に貼る保護テープは、毎日貼り替える必要はありません。
使用するテープの種類はクリニックによって異なり、軟膏を塗って貼るタイプや、肌になじみやすい素材のものなどが選ばれます。
保護テープは水分を含むと剥がれやすくなるため、洗顔や入浴の際には注意が必要です。
特に、肌の状態が落ち着くまでは剥がさずに過ごすことが、適切な保護につながります。
どのタイプであっても、基本的には術後1週間ほどは無理に剥がさず、そのまま見守るのが一般的です。
テープの剥がし方
基本的には、テープがしっかり肌についているうちは焦って剥がさず、自然な経過を見守ることが、回復途中のデリケートな肌を守ることにつながります。
新しいテープに貼り替えるときは、患部を流水で洗い、しっかり乾かしてから清潔な手で作業を行いましょう。
以下のような状況になったら貼り替えを検討してください。
- かさぶたが残っているのにテープだけ自然に剥がれた場合
- テープが横にずれてしまい患部が露出した場合
- 極端に汚れた場合
いずれの場合も、新しい皮膚やかさぶたを刺激しないように、優しく行うことが必要です。
保護テープは水分を含むと粘着力が弱まる性質があるため、剥がす時はぬるま湯を含ませながら剥がすのがポイントです。
洗顔時や入浴時のタイミングで行うと、肌への負担を抑えながらスムーズに行えます。
無理に引っ張ってかさぶたまで一緒に剥がさないように注意しましょう。
顔を洗うときには注意が必要
保護テープを貼っている間は、洗顔の際に配慮が必要です。
洗顔料の使用は問題ありませんが、洗顔中はテープが水を含むため、一時的に粘着力が弱まりやすくなります。
洗顔時は、洗顔料をしっかりと泡立てて、手でテープの部分をこすらないように、優しく包むようにして洗いましょう。
意識して洗うことで、不意に剥がれてしまうリスクを抑えられます。
タオルで拭く際も、横にこすらず上から優しく押さえるようにして水分を吸い取ってください。
濡れている時は触らず、自然に乾くのを待ちましょう。
シミ取り後にテープを貼るのはいつまで?

シミ取り後の保護テープを貼っておく期間は、テープの種類によって異なります。
また、症状や肌の状態に合わせて、医師の判断により期間が調整されます。
一般的には照射後1〜2週間程度は保護テープを貼っておくことが、一つの目安として推奨されています。
テープがかさぶたと一緒に剥がれ落ちることも多いため、自己判断で剥がそうとはせず、基本的には自然に剥がれるのを待ち、医師が指示するタイミングまで待つのが適切です。
いずれにしても、かさぶたを剥がすタイミングを間違えて新しい肌を傷つけないよう、テープを慎重に取り扱うことが大切です。
シミ取りレーザー後のダウンタイム時の注意点

シミ取りレーザー後は、テープで患部が守られた状態を維持するように過ごしましょう。
ここでは、シミ取りレーザー後のダウンタイム時の注意点について紹介します。
テープ使用はクリニックの指示を守る
保護テープは、シミ取りレーザー照射後の敏感な肌を守るために、医師からの指示に基づき貼るものです。
使用する機種や治療内容、クリニックの方針などによって、テープの有無や貼る期間、剥がすタイミングなどはそれぞれ異なります。
安易に自己判断で剥がしてしまうと、肌トラブルを招く恐れや跡が残る可能性があります。
テープの取り扱いや貼っておく期間については医師が状態を見て判断するため、指示があるまでは適切にダウンタイムを過ごしましょう。
テープを貼っていても患部には触らない
施術部位はデリケートな状態にあるため、テープを貼っている間も極力触らないように意識しましょう。
ダウンタイム時に患部に刺激を与えることは、『炎症後色素沈着(戻りシミ)』を悪化させる危険性があります。
テープの上からメイクや洗顔を行う際は、できるだけ肌に優しい成分のアイテムを選ぶことが推奨されます。
紫外線対策は徹底して行う
紫外線はシミ取りレーザーを照射した直後の肌にとって、避けなければいけない大きな刺激のひとつです。
施術後に日焼けをすると、炎症後色素沈着が悪化したり、長引いたりする原因となるため、外出時には細心の注意を払いましょう。
紫外線量の多い夏場はもちろんのこと、日差しが弱く感じる冬であっても、油断せずに対策を継続することが大切です。
帽子や日傘、アームカバーなども併用して、物理的に紫外線を遮りましょう。
体温が上昇する行為を控える
シミ取りレーザーを受けた後は、汗を大量にかくような激しい運動は避けてください。
汗によってテープが浮いたり、汗の塩分が肌を刺激したりする場合があるためです。
また、肌が軽いやけど状態の際に血行が良くなるようなことがあれば、赤みや腫れなどが落ち着かず、ダウンタイムが長引くことも考えられます。
治療後から数日間は軽い運動に留め、長時間の入浴やサウナなども避けて過ごしましょう。
かさぶたは自然に剥がれるのを待つ
シミ取りレーザー治療後のかさぶたを、無理やり剥がすことは避けてください。
かさぶたはデリケートな新しい肌を守る役割があるため、予定より早く剥がれてしまうと、赤みや色素沈着を招く原因になります。
また、粘着力が残っているテープを剥がすと、かさぶたまで一緒に剥がれてしまう可能性があります。
特に治りかけの時期は痒みを感じることもあるかもしれませんが、うっかり刺激して剥がしてしまうことがないよう、自然に剥がれ落ちるまで見守るのが基本です。
まとめ
シミ取りレーザー後のテープは、患部を保護して、回復をサポートする大切な役割があります。
顔にテープを貼りっぱなしにすることに抵抗を感じるかもしれませんが、適切な管理を行うことで、より良い治療効果につながります。
あや皮フ科クリニックでは、従来モデルのピコシュアがさらにグレードアップした上位機種『ピコシュアプロ』を採用しています。
照射後の赤みや色素沈着などの合併症を抑えつつ、しっかりと出力を高めてシミ取りが可能です。
どうぞお気軽にお話をお聞かせください。
監修者情報
あや皮フ科クリニック 院長
山口 綾(やまぐち あや)医師
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会 正会員
- 日本美容皮膚科学会 正会員
略歴
- 2005年香川大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院皮膚科、京都医療センター皮膚科、宇治武田病院皮膚科医長等を経て、2019年に京都市上京区にて「あや皮フ科クリニック」を開院。
- 一般皮膚科から美容皮膚科まで専門知識に基づき幅広く対応し、日々診療を行っている。
- 院長ごあいさつ
https://aya-hifuka.kyoto/greeting.html