美容医療といえば、多くの方が痛みの有無について気になるのではないでしょうか。
デンシティは高周波(RF)エネルギーを用いた施術ですが、肌質や施術部位によって痛みの感じ方が異なります。
この記事では、デンシティの痛みの程度や感覚について、痛みを軽減する方法などを解説します。
初めての美容医療を受ける方や、デンシティの施術による痛みが不安な方は参考にしてください。
デンシティの痛みはどれくらい?

痛みの感じ方には個人差がありますが、デンシティの痛みは麻酔なしで受けられるケースが多いとされています。
じんわりとする痛みや、一瞬ピリッとする刺激などと表現され、通常は食いしばるような痛みや涙が出るような痛みではありません。
デンシティには5段階のレベルで調節できるクーリングシステムが搭載されているため、照射しながら肌を冷却することで、痛みを軽減した施術が可能です。
痛いほど効果が高いわけではない
デンシティの施術は、痛みが強いほど効果が高くなるわけではありません。
デンシティは、高周波(RF)エネルギーを肌の深部に届け、広範囲に作用させることでコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を向上させる施術です。
肌に熱を加えるため、強すぎる刺激は肌に負担をかけ、副作用を強める原因になります。
適切な出力で、複数回にわたって施術を受けることをおすすめします。
痛みを左右する要因
以下の要因は、痛みの強さを左右する可能性があります。
- 肌質
- 脂肪の量
- 皮膚の厚さ
- 神経の位置
機器の出力のほか、肌の状態や神経の走行によっても痛みの感じ方が異なります。
脂肪が少ない方や皮膚が薄い方は、神経に熱が伝わりやすく、痛みを強く感じやすいです。
また、敏感肌や乾燥肌の方はデンシティの刺激を受けやすいため、痛みや熱感を強く感じる傾向があります。
デンシティの痛みを感じやすい部位

以下の部位は、デンシティの施術時に痛みを感じやすいとされています。
- フェイスライン、顎下
- 口角横、耳の前など
- 首
それぞれ詳しく解説します。
フェイスライン、顎下
フェイスラインや顎下は、デンシティの引き締め効果を求めて選択する方が多い部位ですが、痛みを感じやすいとされています。
フェイスラインは、骨に近く皮膚が薄いため痛みを感じやすいですが、一時的なものであるケースが多いです。
また、顎下は脂肪が多いですが皮膚が薄く、骨に近い部分もあるため、二重あごの改善を目的としている場合は痛みを感じる可能性があります。
口角横、耳の前など
口角の横や耳の前にデンシティを照射する場合も、痛みを伴いやすいです。
デンシティは口元のもたつきやほうれい線、マリオネットラインなどの改善に効果が期待できますが、口角付近は骨に近く動きが多いため、痛みを感じやすいとされています。
鋭い痛みではなく、奥がズンとする感覚やピリッとした痛みであるケースが多く、基本的には一時的なものです。
また、耳の前(もみあげ付近)は神経に近く、骨に響くような刺激を感じる場合があります。
首
首は皮膚が薄く脂肪が少ないため、顔よりも痛みを強く感じる可能性があります。
また、首筋や喉元に神経が集まっていることも痛みを感じやすい原因の一つです。
デンシティは、首のシワやたるみなどのエイジングサインの改善を目的として受けられる方もいます。
デンシティの痛みを軽減する方法

デンシティの痛みを軽減するには、以下の方法があります。
- 出力を調整する
- 麻酔を使用する
- 紫外線対策や保湿をする
- 肌への刺激を避ける
- 血行を促進する行為は控える
それぞれの対策について解説します。
出力を調整する
施術中の痛みが不安な場合は、出力を調整することで痛みに配慮した施術が可能です。
デンシティには、1ショットごとに肌の状態(抵抗値)を測定するリアルタイムインピーダンス機能が搭載されており、エネルギーを調整しながら施術が行えます。
痛みに弱い方や施術中に違和感を感じた場合は、早めに伝えることが大切です。
麻酔を使用する
デンシティは麻酔なしで受けられるケースが多いとされていますが、どうしても痛みに対する不安がある場合は、施術前に麻酔クリームを使用するなどで痛みを緩和することも可能です。
痛みを感じやすい部位を施術する場合は、必要に応じて麻酔の使用を検討しましょう。
ただし施術中の痛みは、やけどのリスクを回避するための安全確認の指標であり、完全に痛みをなくすと異常に気づくのが遅れる可能性があります。
そのため、ある程度は痛みを残したほうが安全な施術につながるケースもあるのです。
紫外線対策や保湿をする
紫外線や乾燥は肌のバリア機能を低下させて、ほてりやヒリつきなどの副作用を強める恐れがあります。
施術前後は紫外線対策を徹底し、保湿については低刺激のアイテムを使用するのがおすすめです。
特に施術後は赤みや熱感に加え、乾燥しやすい状態にもなるため、保湿が非常に重要になります。
デンシティの副作用は数日以内に改善するケースが多いですが、適切なスキンケアは肌の速やかな回復をサポートします。
肌への刺激を避ける
施術後の肌はデリケートな状態になっているため、刺激を与えると炎症が悪化する可能性があります。
洗顔時のこすり洗いやタオルによる摩擦、スクラブ洗顔などは避け、肌に負担をかけないスキンケアが大切です。
トレチノインやピーリング効果のあるスキンケア用品は、デンシティの施術後に使用するとダウンタイムを長引かせたり、肌を傷付けたりする恐れがあるため避けましょう。
血行を促進する行為は控える
血行を促進する行為は、施術後の炎症を悪化させて痛みにつながる可能性があります。
デンシティの施術後の肌は熱を持ちやすく、赤みやほてりなどの症状が出やすくなっています。
飲酒やサウナなどは血流を促進し、副作用の症状を強める原因になるため、肌の状態が落ち着くまではできるだけ控えるのが望ましいです。
デンシティを受ける際の注意点

ここからは、デンシティを受ける前に知っておきたい注意点を3つ紹介します。
- 副作用やリスクがある
- 効果の持続期間に限りがある
- 一部の人は施術を受けられない可能性がある
それぞれの注意点について詳しく解説します。
副作用やリスクがある
デンシティは、痛みのほかにも以下のようにさまざまな副作用のリスクがあります。
- 赤み
- 腫れ
- 熱感
- 乾燥
施術後の副作用は軽度で済む場合が多く、早くて数時間、長くても3日以内には治まるケースがほとんどです。
重大な副作用が起こるケースはごく稀ですが、強い痛みや水疱などが見られた場合は速やかにクリニックを受診してください。
効果の持続期間に限りがある
デンシティの効果の持続期間には限りがあり、1回の施術では6ヶ月程度です。
また、施術直後から効果を実感できるケースもありますが、コラーゲンの再構築が本格的に行われるのは施術からおよそ2〜3ヶ月後だとされています。
効果をより長持ちさせるためには、半年に1回ほどの頻度でメンテナンスを受けるのがおすすめです。
一部の人は施術を受けられない可能性がある
以下に当てはまる方は、デンシティの施術を受けられない可能性があります。
- 妊娠中・授乳中の方
- ペースメーカーを埋め込んでいる方
- 金属糸や金属のプレートなどを入れている方
- 重度の乾燥肌の方
- 照射部位にアトピー性皮膚炎や湿疹がある方
- ケロイド体質の方
デンシティは、妊娠中・授乳中の方やペースメーカーを埋め込んでいる方、施術部位に金属糸や金属プレートを入れている方は、施術を受けることができません。
また乾燥肌の方や、施術部位にアトピー性皮膚炎がある方などは、肌の状態を確認したうえで施術を行えるか慎重に判断する必要があります。
これらの特徴に当てはまる方が施術を行った場合、やけどやトラブルにつながるリスクがあるため、事前に必ず申告することが大切です。
デンシティの効果・メリット

ここからは、デンシティの主な効果やメリットについて解説します。
デンシティの効果
デンシティには、以下の肌悩みを改善する効果が期待できます。
- ハリ・弾力の低下
- 肌のゆるみ
- 頬や目の下のたるみ
- 毛穴の開き
- 小じわ・ほうれい線
- 二重あご
デンシティは肌のコラーゲン生成を促進して、ハリやたるみを改善に導く施術です。
モノポーラRFとバイポーラRFの2種類を同時照射するモノバイ技術により、皮膚の浅い層から深い層まで広範囲に熱を届けます。
それぞれの層に効率よくアプローチするため、顔全体のタイトニングに効果が期待できます。
デンシティのメリット
デンシティには、以下のようにさまざまなメリットがあります。
- 自然なハリ感や引き締め効果
- 内側からの肌質改善効果
- フェイスラインだけでなく目元・口元・顎下・首まで幅広く対応
- 施術直後にも効果を実感しやすい
- 他の施術とも併用しやすい
デンシティは、出力や照射範囲に合わせて選択できる専用のチップを使用するため、個人の肌悩みに合わせたオーダーメイドの施術が可能です。
予防ケアとして受けたい20代の方や、たるみ・ハリ改善を目的とした50代の方まで、幅広く適応できるメリットがあります。
コラーゲンの再構築が特に活発になるのは施術後2〜3ヶ月後とされていますが、施術直後にも効果を感じやすい点が特徴です。
デンシティはこんな方におすすめ
デンシティは、以下のお悩みを抱える方におすすめの施術です。
- 軽度~中等度のたるみを改善したい
- フェイスラインのもたつきが気になる
- 二重あごに悩んでいる
- シワや毛穴の開きも同時にケアしたい
- 痛みやダウンタイムが少ない施術を受けたい
顔全体をキュッと引き締めたい方や、たるみを改善しつつ肌質の向上も目指したい方におすすめです。
またメスを使用しないため、忙しくてダウンタイムが取れない方や、施術後すぐに通常の生活に戻りたい方にも向いています。
まとめ
デンシティの痛みは麻酔を使用せずに受けられる程度と言われていますが、肌質や施術部位によっては強い痛みを感じる可能性は否定できません。
不安な場合は、麻酔や出力の調整によって痛みを軽減することも可能なため、施術前に相談することをおすすめします。
また、痛みをはじめとした副作用を早く回復させるためには、ダウンタイム中のスキンケアや過ごし方に注意が必要です。
あや皮フ科クリニックでは、皮膚科専門医の経験と知識に基づいて施術を行います。
デンシティに限らず、レーザー治療やドクターズコスメなども取り扱っているため、患者様が抱える肌悩みの総合的な改善をサポートいたします。
美容医療を初めて受ける方も気兼ねなくお越しください。
監修者情報
あや皮フ科クリニック 院長
山口 綾(やまぐち あや)医師
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会 正会員
- 日本美容皮膚科学会 正会員
略歴
- 2005年香川大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院皮膚科、京都医療センター皮膚科、宇治武田病院皮膚科医長等を経て、2019年に京都市上京区にて「あや皮フ科クリニック」を開院。
- 一般皮膚科から美容皮膚科まで専門知識に基づき幅広く対応し、日々診療を行っている。
- 院長ごあいさつ
https://aya-hifuka.kyoto/greeting.html