フェイスラインのたるみを引き締めるには?原因やセルフケア方法について解説

フェイスラインのたるみは、顔の印象を大きく左右する悩みの一つです。

顎から頬にかけての輪郭がぼやけると、顔が大きく見えたり、実年齢よりも老けた印象に見えたりすることがあります。

たるみは加齢だけでなく、さまざまな原因により引き起こされるため、20代・30代の方も注意が必要です。

この記事では、フェイスラインのたるみの原因やチェックポイントについて解説します。

セルフケア方法や治療方法などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

フェイスラインのたるみとは

フェイスラインのたるみとは

フェイスラインは、正面から見たときの顎からこめかみにかけての輪郭や、横から見たときの顔と首の境界線などを含むラインのことです。

この部分がはっきりしていると、フェイスラインが整って見えやすくなります。

しかし、年齢を重ねたり生活習慣の影響を受けたりすることで、皮膚のハリが低下したり脂肪が変化したりすると、フェイスラインにたるみが生じることがあります。

すると輪郭があいまいになり、顔の印象が変わってしまうことがあるのです。

ここでは、フェイスラインのたるみのチェックポイントや、たるみによる印象の変化について解説します。

フェイスラインのたるみのチェックポイント

フェイスラインのたるみのチェックポイントは以下の通りです。

  • ほうれい線やマリオネットラインが目立ってきた
  • 顔の輪郭が以前よりぼやけて見える
  • 顎と首の境目がわかりにくい
  • 顎の下に脂肪が溜まり二重顎のように見える
  • 口の横や顎周りにたるみを感じる
  • 横顔のラインがすっきりしていない

フェイスラインは横顔や斜めから見たときに目立つ部分でもあるため、正面だけでなくさまざまな角度から確認することが大切です。

定期的にチェックすることで、顔の変化に早めに気づきやすくなります。

フェイスラインがたるむとどんな印象になる?

フェイスラインがたるむと、顔の印象が変わって見えることがあります。

フェイスラインのたるみによって起こる印象の変化は以下の通りです。

  • 顔が大きく見える
  • 顔が丸く見える
  • 年齢を重ねた印象に見える

フェイスラインが引き締まっていると、輪郭がはっきりするため小顔に見えやすくなります。

しかし、皮膚や脂肪が下がると輪郭があいまいになり、顔の横幅が広がったように見えることがあるのです。

また、頬や口元のたるみが進むと、ほうれい線やマリオネットラインが目立ちやすくなることがあり、実際の年齢よりも老けた印象に見える場合もあります。

このようにフェイスラインの変化は顔全体の印象に影響するため、気になる場合は生活習慣の見直しやスキンケアなどを取り入れながら、早めに対策を行いましょう。

フェイスラインのたるみを引き起こす原因

フェイスラインのたるみを引き起こす原因

フェイスラインのたるみを引き起こす主な原因として、以下が挙げられます。

  • 皮膚のたるみ
  • 脂肪の変化
  • 表情筋の衰え
  • 顔のむくみ
  • 骨の萎縮
  • 日常生活の癖

ここでは上記6つの原因についてそれぞれ解説します。

皮膚のたるみ

フェイスラインがたるむ主な原因の一つが、皮膚のたるみです。

年齢を重ねると、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが少しずつ減少します。

その結果、肌の弾力やハリが失われて頬や顎周りの皮膚が下がり、フェイスラインがぼやけて見える場合があります。

皮膚のたるみが原因の場合は、フェイスラインの厚みが少なく、ブルドッグの顔に似たような垂れ下がり方になります。

また、肌のハリや弾力を低下させる原因は加齢だけでなく、紫外線の影響も挙げられます。

紫外線を浴び続けると肌の内部にダメージが蓄積し、肌のハリが低下しやすくなり、これに伴って、フェイスラインの皮膚がゆるみ、輪郭が変化することがあります。

脂肪の変化

フェイスラインのたるみは、顔の脂肪の変化によって起こることもあります。

例えば、脂肪が増えると頬や顎の下にボリュームが出て、顔が大きく見えることがあります。

脂肪の重さによって皮膚が垂れ下がり、顎と首の境目が不明瞭になることで、二重顎になるケースはその一つです。

逆に脂肪が減って、こめかみや額はくぼみ、フェイスラインが変化して見える場合もあります。

脂肪が増えやすい場所と、減りやすい場所はある程度傾向があります。

顔の下半分は脂肪が溜まりやすい一方、額・こめかみ・頬上部は脂肪が減少しやすい傾向があります。

これらの部位で脂肪の変化が起こることで、フェイスラインにたるみが生じるのです。

表情筋の衰え

表情筋が衰えると、フェイスラインのたるみが生じる場合があります。

表情を動かす機会が少なくなると、筋肉が衰えやすくなるため注意が必要です。

例えば、マスクをしていて会話の機会が少ない生活を送っていると、表情筋を使う機会が減ってしまいます。

表情筋が衰えると、皮膚や脂肪を支える力が低下するため、頬や顎のラインがたるんでしまう可能性があります。

顔のむくみ

顔のむくみも、フェイスラインのたるみに関係することがあります。

むくみとは、体の中の水分や老廃物がうまく排出されず、皮膚の下に溜まってしまう状態のことです。

血液やリンパの流れが滞ると、フェイスラインがたるんだように見えることがあります。

むくみは塩分の多い食事や飲酒、睡眠不足、運動不足、普段の姿勢などが原因で生じます。

むくみを感じたときは、生活習慣を見直すことも大切です。

骨の萎縮

骨の萎縮も、フェイスラインがたるんで見える原因の一つです。

加齢により女性ホルモンの減少や、骨代謝のバランスが崩れると、「骨吸収」という骨が萎縮する現象が生じます。

骨が萎縮すると、若い頃にはしっかり支えられていた皮膚や脂肪が支えきれなくなり、頬や顎周りが垂れ下がりやすくなります。

結果として、フェイスラインのたるみにつながります。

日常生活の癖

日常生活のちょっとした癖も、フェイスラインのたるみにつながることがあります。

例えば、片側だけで食べ物を噛む癖や同じ方向を向いて寝る習慣などは、骨格の歪みを引き起こす原因になります。

また、スマートフォンを見るときに首を前に出して下を向く姿勢を長く続けると、首や顎の周りの筋肉に負担がかかりやすくなるため注意が必要です。

このような姿勢が癖になると、輪郭が崩れやすくなる可能性があります。

フェイスラインのたるみのセルフケア方法

フェイスラインのたるみのセルフケア方法

フェイスラインのたるみが気になる場合は、以下のようなセルフケア方法を試してみましょう。

  • 表情筋トレーニング
  • 姿勢の改善
  • マッサージやストレッチ
  • 紫外線対策を行う
  • 保湿ケアを行う
  • 栄養バランスの良い食事を摂る
  • 十分な睡眠時間を確保する

ここでは上記7つのセルフケア方法についてそれぞれ解説します。

表情筋トレーニング

表情筋は使わないと弱りやすいため、日常的に動かす意識を持つことが大切です。

鏡を見ながら、口を大きく開けてア・イ・ウ・エ・オとゆっくり動かす、頬をふくらませてからすぼめる、舌をべーと出して喉の奥へ引くなど、簡単な体操から始めてみましょう。

やりすぎると筋肉痛につながることもあるため、適度なトレーニングを意識してみてください。

姿勢の改善

フェイスラインのたるみが気になるときは、普段の姿勢を見直してみましょう。

座るときは骨盤を立て、背すじを伸ばして胸を張るような意識を持つことが大切です。

スマートフォンやパソコンを見るときは、画面を目の高さに近づけ、うつむく時間を減らしましょう。

マッサージやストレッチ

マッサージやストレッチを取り入れることで、血行が促される可能性があります。

仕事の合間に首をゆっくり左右に倒す、肩を大きく回すなど、短いストレッチから試してみましょう。

顔のマッサージをする場合は、強くこすらず、指の腹でやさしく行うことが大切です。

紫外線対策を行う

紫外線対策も、フェイスラインのたるみの予防・改善につながります。

日差しが強い季節だけでなく、季節や天候、室内・室外問わず対策するようにしましょう。

日焼け止めは朝に塗って終わりにせず、2~3時間おきに塗り直すとより効果的です。

帽子や日傘、サングラスなどを組み合わせると、さらに肌への影響を抑えられます。

保湿ケアを行う

乾燥もフェイスラインのたるみにつながるため、保湿ケアを丁寧に行うことが大切です。

洗顔後は時間を空けずに保湿し、うるおいを逃がさないようにしましょう。

化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームでふたをすることで、乾燥しにくくなります。

また、クレンジングや洗顔のときに強くこすると、必要な油分が失われて乾燥につながる恐れがあります。

メイクを落とすときはぬるま湯でやさしく洗い、洗いすぎにも注意してください。

栄養バランスの良い食事を摂る

肌のハリや弾力を保つためには、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。

タンパク質は肌をつくる材料になるため、肉・魚・卵・大豆製品などから積極的に摂取しましょう。

さらに、野菜や果物に含まれるビタミン類も欠かさず摂取することで、健康的な肌を保ちやすくなります。

極端な食事制限は控え、無理のない範囲で健康的な食生活を目指しましょう。

十分な睡眠時間を確保する

肌の調子を整えるためには、十分な睡眠時間を確保することが大切です。

まずは夜寝る時間と朝起きる時間をなるべく固定し、睡眠のリズムを整えることが大切です。

眠る直前までスマートフォンを見続けると、寝つきが悪くなる場合があります。

寝る前は照明を少し落とし、リラックスできる時間を作ることで、睡眠の質を高めやすくなります。

フェイスラインのたるみを改善する治療方法

フェイスラインのたるみを改善する治療方法

フェイスラインのたるみが気になる場合は、美容医療を検討してみましょう。

具体的な治療方法は以下の通りです。

  • プロファイロ(ヒアルロン酸注射)
  • デンシティ(RF治療)
  • その他の治療法(医療ハイフや糸リフトなど)

ここでは、上記の治療方法についてそれぞれ解説します。

プロファイロ(ヒアルロン酸注射)

プロファイロは、高分子と低分子2種類のヒアルロン酸が結合したハイブリッド・ヒアルロン酸製剤の注入治療です。

しわやほうれい線の溝を埋めて形を作る注入治療とは異なり、自然な肌の若返りを促進することで、フェイスラインのたるみを目立ちにくくしていきます。

プロファイロの作用によりコラーゲンの生成や細胞の活性化が促進され、数週間から1か月ほどかけて肌質が変化していきます。

従来のヒアルロン酸治療と比べ、架橋剤が使用されていないため、アレルギーのリスクが低く、過剰なボリュームが出にくい、むくみが出にくいなどの特長があります。

デンシティ(RF治療)

デンシティは、高周波の熱エネルギーを使って肌を引き締める治療です。

皮膚や皮下組織に熱を与えることで、内側の組織が引き締まり、フェイスラインがすっきり見える効果が期待できます。

メスを使わずにたるみケアをしたい方におすすめの治療方法です。

また、熱によってコラーゲン・エラスチンの生成が促進されるため、美肌効果も期待できます。

その他の治療法

ほかにも医療ハイフや糸リフトなどの治療法もあります。

医療ハイフは超音波エネルギーによって肌の引き締めを目指す方法で、肌のたるみやハリのお悩みに適しています。

糸リフトは皮膚の下に糸を入れてたるみを持ち上げる方法で、施術後すぐにリフトアップ効果が実感しやすい点が特徴です。

このほかにもさまざまな治療法がありますが、いずれもたるみの原因や希望によって適切な方法が異なります。

医師と相談しながら検討してみましょう。

※当院では医療ハイフと糸リフトは取り扱っていません。

フェイスラインのたるみに関するよくある質問

フェイスラインのたるみに関するよくある質問

フェイスラインのたるみに関するよくある質問をまとめました。

  • フェイスラインのたるみは何歳頃から始まる?
  • 毎日のスキンケアでたるみは改善できる?
  • たるみが気になったらすぐに施術を受けるべき?

ここでは上記3つの質問についてそれぞれ解説します。

Q:フェイスラインのたるみは何歳頃から始まる?

フェイスラインのたるみは、一般的には30代後半から40代頃から気になる方が増える傾向があります。

ただし、肌の状態や生活習慣によっては、20代や30代からたるみが始まるケースも珍しくありません。

年齢だけで判断するのではなく、早い段階からスキンケアや生活習慣の見直しを行うことが大切です。

Q:毎日のスキンケアでたるみは改善できる?

軽度のたるみであれば、毎日のスキンケアで改善される可能性があります。

ただし、たるみの程度が進んでいる場合は、セルフケアだけで改善するのは困難です。

特に皮下組織や脂肪、筋肉などが関係している場合は、医療機関での治療を検討する必要があります。

毎日のスキンケアは、たるみの予防ケアとして取り入れることが大切です。

Q:たるみが気になったらすぐに施術を受けるべき?

フェイスラインのたるみが気になり始めたら、まずは生活習慣やスキンケアを見直すことが大切です。

そのうえで改善が難しいと感じる場合は、必要に応じて施術を検討しましょう。

たるみの程度に応じて適切な施術を受けることで、より自然な仕上がりを目指せる傾向にあります。

まずは医師に状態を確認してもらい、適切な方法を検討してみてください。

まとめ

フェイスラインのたるみは、皮膚の弾力の低下や脂肪の変化、表情筋の衰え、むくみ、骨の変化など、さまざまな原因によって引き起こされます。

日常生活では、表情筋を動かす習慣や姿勢の改善、紫外線対策、保湿ケア、バランスの良い食事などを意識することが大切です。

セルフケアだけでは改善が難しい場合は、美容医療による治療を検討してみましょう。

あや皮フ科クリニックでは、プロファイロやデンシティによるたるみ治療が可能です。

フェイスラインのたるみにお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

監修者情報

あや皮フ科クリニック 院長 山口 綾(やまぐち あや)医師

あや皮フ科クリニック 院長

山口 綾(やまぐち あや)医師

資格・所属学会

  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 正会員
  • 日本美容皮膚科学会 正会員

略歴

  • 2005年香川大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院皮膚科、京都医療センター皮膚科、宇治武田病院皮膚科医長等を経て、2019年に京都市上京区にて「あや皮フ科クリニック」を開院。
  • 一般皮膚科から美容皮膚科まで専門知識に基づき幅広く対応し、日々診療を行っている。
  • 院長ごあいさつ
    https://aya-hifuka.kyoto/greeting.html