ピコレーザー後のおすすめのスキンケアは?メイクのタイミングについても解説

ピコレーザー後のスキンケアは、仕上がりを左右する大切なポイントです。

施術後の肌は一時的に敏感で乾燥しやすく、少しの刺激でも赤みや色素沈着につながることがあります。

そのため、保湿や紫外線対策を中心に、肌にやさしいケアを続けることが大切です。

この記事では、ピコレーザー後におすすめのスキンケアについて解説します。

スキンケア製品の選び方や注意点、メイクの再開時期などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

ピコレーザー後の経過とスキンケアの重要性

ピコレーザー後の経過とスキンケアの重要性

ピコレーザー後の肌は、時間の経過とともに少しずつ変化していきます。

治療効果をより高めるためには、その経過を正しく理解し、その時期に合ったスキンケアを行うことが大切です。

ここでは、ピコレーザー後の経過とスキンケアの重要性について解説します。

ピコレーザー後の経過

ピコレーザーには『ピコスポット』『ピコトーニング』『ピコフラクショナル』の3つの照射モードがあり、それぞれ経過が異なります。

ピコスポット ピコトーニング ピコフラクショナル
施術直後 赤み、軽い腫れ、ヒリヒリ感が出やすい
照射部位にほてりを感じることがある
軽い赤みやほてりが出ることがあるが、比較的軽度 顔全体に赤みが出ることがあるが、時間の経過とともに落ち着いてくる
施術後2~3日 シミ部分が黒く浮き上がり、小さなかさぶたができ始める 赤みがほぼ引き、見た目の大きな変化は少ない 細かいざらつきや赤みが続く場合がある
施術後1~2週間 かさぶたが自然に剥がれ、新しい皮膚が現れる 回数を重ねることで、くすみや薄いシミが徐々に目立ちにくくなる 古い角質が剥がれ落ち、肌の滑らかさを実感しやすくなる
施術後1か月 炎症後色素沈着が出ることがあるが、時間とともに落ち着く場合が多い 大きなダウンタイムはなく、肌のトーンが整ってくる 毛穴や肌質の変化を実感しやすくなる

ピコスポットはかさぶたができやすく変化が分かりやすい一方、ピコトーニングは比較的穏やかな経過をたどります。

ピコフラクショナルは一時的な赤みやざらつきが出るものの、時間とともに落ち着いていきます。

いずれの方法も、経過には個人差があることを理解しておきましょう。

ピコレーザー後のスキンケアの重要性

ピコレーザー後のスキンケアは、仕上がりを左右する大切な要素です。

施術後の肌は外からの刺激に対して敏感な状態になっているため、赤みや炎症を悪化させないように丁寧に扱う必要があります。

特に重要なのが、紫外線対策と保湿ケアです。

紫外線を浴びると、炎症後色素沈着が強く出る可能性があるため、毎日こまめに日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を使用したりすることが大切です。

また、乾燥するとバリア機能が低下し、肌の回復が遅れることがあります。

化粧水やクリームでしっかり保湿し、肌のうるおいを保ちましょう。

ピコレーザーの効果には個人差がありますが、適切なスキンケアを続けることで、炎症を抑えてダウンタイムを短くできる可能性があります。

ピコレーザー後のおすすめのスキンケア方法

ピコレーザー後のおすすめのスキンケア方法

ピコレーザー後は肌が敏感な状態になるため、保湿と紫外線対策を中心に、刺激をできるだけ避けたスキンケアを続けることが大切です。

おすすめのスキンケア方法は以下の通りです。

  • 低刺激の日焼け止め
  • 日傘や帽子
  • 敏感肌用の化粧水や保湿クリーム
  • 保湿パック
  • 内服薬・外用薬
  • 飲む日焼け止め
  • 美容注射(白玉注射)

ここでは、上記7つのスキンケア方法についてそれぞれ解説します。

低刺激の日焼け止め

紫外線対策を怠ると肌の色素沈着や炎症が強く出る可能性があるため、日焼け止めを毎日欠かさず塗ることが大切です。

肌が弱い方は、日焼け止めはSPF30の紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)タイプや、敏感肌向けと表示されているものを選びましょう。

アルコールや香料が含まれていない製品を選ぶのもポイントです。

日傘や帽子

日焼け止めだけでなく、物理的に紫外線を防ぐことも大切です。

特に施術後1か月程度は、肌が刺激に弱い状態が続きます。

外出時は日傘やつばの広い帽子を活用し、直射日光をできるだけ避けましょう。

紫外線は季節や天候に関係なく降り注いでいるため、春や夏だけでなく、秋や冬も対策を続けることで肌の炎症を防ぎやすくなります。

敏感肌用の化粧水や保湿クリーム

施術後の肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下しているため、保湿ケアを丁寧に行うことが大切です。

化粧水やクリームは、敏感肌用や低刺激タイプを選びましょう。

アルコールやピーリング成分が含まれている製品は、刺激になる可能性があるため控えることをおすすめします。

保湿パック

保湿パックは肌のうるおいを補う方法の一つですが、使用する時期と種類に注意が必要です。

基本的には、かさぶたが完全に取れてから使用しましょう。

施術後すぐの炎症が残っている時期に使うと、刺激になることがあります。

保湿パックを選ぶ際は、セラミドやヒアルロン酸、グリチルリチン酸2Kなどの肌の保湿や鎮静を目的とした成分が中心のものがおすすめです。

ビタミンC誘導体やレチノール、ピーリング成分が含まれているものは避けることをおすすめします。

使用中に赤みやピリピリ感が出た場合は、すぐに使用を中止してください。

内服薬・外用薬

ピコレーザー後、肌の状態に応じて内服薬や外用薬が処方されることがあります。

代表的な内服薬・外用薬は以下の通りです。

名称 主な働き
内服薬 トラネキサム酸 炎症を抑える
ビタミンC メラニンの生成を抑制し、色素沈着を予防する
ビタミンE 抗酸化作用により、肌の状態を整える
外用薬 ハイドロキノン メラニン色素の合成を抑制する
トレチノイン 皮膚のターンオーバーをサポートする

体質や肌の状態によって適した薬は異なるため、必ず相談のうえで使用しましょう。

飲む日焼け止め

紫外線対策として、外側からの日焼け止めに加えて、飲む日焼け止めを取り入れる方法もあります。

飲む日焼け止めは、紫外線によるダメージを体の内側からサポートすることを目的としたサプリメントです。

ただし、飲む日焼け止めだけで紫外線を完全に防げるわけではありません。

あくまで補助的な役割と考え、塗る日焼け止めや帽子、日傘などと併用することが大切です。

美容注射(白玉注射)

白玉注射は、グルタチオンという成分を主成分とした美容注射です。

抗酸化作用によるアンチエイジング効果に加え、メラニンの生成を抑える作用があり、シミの改善や予防にも役立ちます。

ピコレーザー後に取り入れる場合は、肌の状態や治療内容を踏まえ、医師と相談しながら検討することが大切です。

ピコレーザー後に気を付けること

ピコレーザー後に気を付けること

ピコレーザー後に気を付けるポイントは以下の通りです。

  • 患部への刺激を避ける
  • 紫外線対策を徹底する
  • 保湿ケアを丁寧に行う
  • 保護テープは指示があるまで剥がさない
  • かさぶたを無理やり剥がさない
  • 処方された内服薬・外用薬を正しく使用する
  • 生活習慣を整える

ここでは上記7つのポイントについてそれぞれ解説します。

患部への刺激を避ける

ピコレーザー後の肌は敏感な状態になっているため、強くこすったり、爪で引っかいたりすると、炎症が長引く可能性があります。

洗顔の際はたっぷり泡立て、赤ちゃんの肌を扱うようにやさしく洗いましょう。

タオルで拭くときも、そっと押さえるようにして水分を取ることが大切です。

また、スクラブ入りの洗顔料やピーリング効果のある製品は刺激になることがあります。

マッサージや強いクレンジングも控えたほうが良いです。

紫外線対策を徹底する

ピコレーザー後は、紫外線の影響を受けやすくなっているため、紫外線対策を徹底しましょう。

外出時は必ず日焼け止めを塗り、日傘や帽子を活用することが大切です。

紫外線は季節や天候に関係なく降り注いでいるため、晴れた日だけでなく、曇りの日や室内でも対策が必要です。

日焼け止めは低刺激タイプを選び、こすらずやさしくなじませるようにしましょう。

保湿ケアを丁寧に行う

レーザー照射後は化粧水やクリームでしっかり保湿を行いましょう。

使用する製品は、アルコール不使用や敏感肌用など、刺激の少ないものがおすすめです。

保護テープは指示があるまで剥がさない

ピコスポットなどの施術では、照射部位に保護テープを貼ることがあります。

このテープは外部刺激や紫外線から患部を守る役割があるため、指示があるまで剥がさないようにしましょう。

自己判断で早く剥がしてしまうと、色素沈着の原因になることがあります。

入浴や洗顔の際も、剥がれないよう注意しましょう。

かさぶたを無理やり剥がさない

施術後にできるかさぶたは、肌が回復する過程で自然にできるものです。

無理に剥がすと、炎症が長引いたり、色素沈着が残ったりする可能性があります。

見た目が気になっても、自然に取れるのを待つことが大切です。

かさぶたがある間も、洗顔や保湿はやさしく行いましょう。

処方された内服薬・外用薬を正しく使用する

施術後の状態によっては、内服薬や外用薬が処方されることがあります。

これらは炎症を抑えたり、色素沈着を防いだりする目的で使われるものです。

自己判断で中止したり、量を変えたりしないことが大切です。

医師の説明をよく聞き、指示どおりに使用を続けましょう。

生活習慣を整える

ピコレーザー後の肌の回復をサポートするためには、生活習慣を整えることが大切です。

具体的なポイントとして以下が挙げられます。

  • 栄養バランスの整った食事を摂る
  • 十分な睡眠時間を確保する
  • 適度に運動する

1日3食バランスの良い食事を摂る、十分な睡眠時間を確保するなどの規則正しい生活を送ることで、肌のターンオーバーが促されます。

ピコレーザー後のメイクはいつから可能?

ピコレーザー後のメイクはいつから可能?

ピコレーザー後のメイク再開時期の目安は以下の通りです。

照射モード メイク再開の目安
ピコスポット 照射部分を避けて、翌日から可
ピコトーニング 施術直後から可能だが、翌日からの再開推奨
ピコフラクショナル 肌の赤みが引いた頃から可能。通常1~2日後

上記が目安となりますが、個人の肌質やピコレーザーの機種によって異なります。腫れや痛みなどの炎症が起きている間はメイクは控えましょう。

また、メイクをする場合は低刺激で落としやすい製品を選び、クレンジング時に強くこすらないことも大切です。

心配な場合は、事前に医師へ確認しておきましょう。

ピコレーザー後のスキンケアに関するよくある質問

ピコレーザー後のスキンケアに関するよくある質問

ピコレーザー後のスキンケアに関するよくある質問をまとめました。

  • ピコレーザー後に美顔器を使ってもいい?
  • ピコレーザー後のおすすめの洗顔料は?

ここでは上記2つの質問についてそれぞれ解説します。

ピコレーザー後に美顔器を使ってもいい?

ピコレーザー後すぐに美顔器を使用するのは控えましょう。

照射後の肌は敏感で、摩擦や振動、温熱などの刺激に弱い状態になっています。

美顔器の種類によっては、赤みや色素沈着を悪化させる可能性があります。

自己判断せず、医師に相談してから使用を検討することが大切です。

ピコレーザー後のおすすめの洗顔料は?

施術後の洗顔料は、低刺激タイプを選ぶのがおすすめです。

アルコールフリーや弱酸性、無添加といった表示のある製品を選ぶことをおすすめします。

洗顔後はすぐに保湿を行い、乾燥を防ぐよう心がけましょう。

まとめ

ピコレーザー後のスキンケアでは、肌への刺激を避けながら保湿と紫外線対策を徹底することが大切です。

低刺激の日焼け止めや敏感肌用の化粧品を選び、患部をこすらないように注意しましょう。

保護テープやかさぶたは無理に触らず、処方された薬がある場合は指示どおりに使用することが大切です。

不安がある場合は自己判断せず、医師に相談してみましょう。

あや皮フ科クリニックでは、ピコレーザーによる幅広い肌トラブルの改善が可能です。

シミの改善・予防効果が期待できる白玉注射にも対応しているため、気になる方はぜひ当院までご相談ください。

監修者情報

あや皮フ科クリニック 院長 山口 綾(やまぐち あや)医師

あや皮フ科クリニック 院長

山口 綾(やまぐち あや)医師

資格・所属学会

  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 正会員
  • 日本美容皮膚科学会 正会員

略歴

  • 2005年香川大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院皮膚科、京都医療センター皮膚科、宇治武田病院皮膚科医長等を経て、2019年に京都市上京区にて「あや皮フ科クリニック」を開院。
  • 一般皮膚科から美容皮膚科まで専門知識に基づき幅広く対応し、日々診療を行っている。
  • 院長ごあいさつ
    https://aya-hifuka.kyoto/greeting.html