フォトフェイシャルのデメリットとは?注意点やメリットも詳しく紹介

「フォトフェイシャルは肌のさまざまな悩みに効果がある」と耳にする一方で、具体的なデメリットについては詳しく知らない人も多いでしょう。

美容施術には魅力的なメリットばかりではなく、肌の状態やトラブルの程度などによって、効果が感じられなかったりダウンタイムの症状がつらかったりするケースもあります。

この記事では、フォトフェイシャルのデメリットやメリット、「やめたほうがいい」と噂される理由や、施術を避けたほうがいい人などについて紹介します。

効果だけではなく、リスクやデメリット・注意点などをきちんと把握することで、自分に合った治療かどうかを冷静に判断しやすいため、ぜひ参考にしてください。

フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルは、IPL(インテンス・パルス・ライト)と呼ばれる特殊な光を肌に照射する治療法です。

IPLには特定の色素に反応して熱を生じる特性があり、以下のように肌悩みの原因へ作用します。

  • 色素に反応してシミの元を分解・排出
  • ターンオーバーを促進
  • 熱エネルギーが真皮層の線維芽細胞を刺激

シミや赤ら顔、ニキビ跡などへのアプローチが期待でき、肌質改善も目指せるため、複数の悩みを持つ方に適した治療とされています。

同様のメニューにエステの『光フェイシャル』がありますが、こちらは低出力での美容維持を目的としたものであり、医療行為ではありません。

一方のフォトフェイシャルは、医療機関でのみ提供が許可されている、『医療行為』であり、高出力な機器を用いるため、より深い層への働きかけが可能です。

また、特定の悩みにピンポイントで強くアプローチするレーザー治療とは異なり、顔全体に穏やかに作用するのが、フォトフェイシャルの特徴といえます。

目的や肌の状態に合わせて適切な選択をするためにも、フォトフェイシャルのこのような仕組みやデメリットについて、正しく理解しておきましょう。

フォトフェイシャルのデメリット

フォトフェイシャルは、肌トラブルに多角的なアプローチができる一方で、いくつかのデメリットもあります。

ここでは、施術を検討する前に確認しておきたいデメリットについて紹介します。

痛みや赤み・腫れ・かゆみなどの症状が出ることがある

ダウンタイムが少ないといわれているフォトフェイシャルですが、人によっては痛みや赤み、腫れ、かゆみなどの症状が現れることがあります。

これは、フォトフェイシャルの光エネルギーが肌に熱を与えるため、施術後に熱の影響で一時的な炎症反応が起こることが原因です。

この炎症反応は一般的に1〜2日程度で落ち着きますが、乾燥肌や敏感肌などの場合は症状が長引くこともあるため、冷やしたり保湿したりするなどの対策を心掛けましょう。

シミが一時的に濃くなる場合がある

フォトフェイシャルの施術を受けてから数日間は、反応したシミが一時的に濃く見える場合があります。

施術のせいで悪化したと感じてしまう方も多いですが、これは一時的な反応で、正常な治療過程の一部です。

一時的とはいえ、濃く浮き出た部分を見て驚くこともあるかと思いますが、数日経つと薄いかさぶたとなって自然と剥がれ落ちるため、そのまま様子を見ましょう。

シミによっては効果を感じられないことがある

フォトフェイシャルで効果を実感しにくいケースとしては、濃すぎるシミや、逆に薄すぎるシミに照射した場合や、1回しか受けていない場合などが挙げられます。

色が濃すぎるシミに強い光を当てるとやけどのリスクがあるため、安全性を考慮した出力で調整しながらの治療が必要です。

一方で非常に薄いシミの場合、光が反応しにくくなるため、それ以上変化がみられなくなることがあります。

納得できる結果が得られない場合は、他に適している治療を検討するなど、医師と相談することをおすすめします。

1回の施術では効果を感じられないことがある

フォトフェイシャルは、基本的には回数を重ねることで徐々に効果を実感していく美容施術です。

個人差や肌の状態によっては、1回の施術でもくすみ取りやトーンアップなどの効果が実感できる場合がありますが、劇的な変化を感じるケースは多くありません。

実感しやすい効果を得るには、ターンオーバーに合わせ、医師が推奨する頻度で複数回の施術を継続することが大切です。

定期的な通院はデメリットに感じるかもしれませんが、個々の状態に応じた回数を重ね、希望する肌を目指しましょう。

フォトフェイシャルのメリット

ここでは、フォトフェイシャルのメリットや改善が期待できる悩みについて紹介します。

デメリットを知った上で、改めてメリットについて理解を深め、施術を検討するための参考にしましょう。

さまざまな美容効果が期待できる

フォトフェイシャルのIPL(インテンス・パルス・ライト)と呼ばれる光は、以下のような複数の悩みへ同時にアプローチできると考えられています。

  • シミ・そばかす
  • ニキビ・ニキビ跡の赤み
  • 小ジワ
  • 赤ら顔
  • 毛穴の開き・毛穴のたるみ
  • 肌のくすみ・色ムラ
  • クマ

一度の施術では穏やかな効果実感のため、継続的に施術を受ける必要があります。

ダウンタイムは少ない

フォトフェイシャルはダウンタイムが少ない点も選択される理由の一つです。

皮膚表面へのダメージに配慮されており、仕事への影響も少ないため、美容医療に慣れていない方や敏感肌の方にも検討しやすい治療といえます。

個人差により、赤みやかゆみなどが現れる場合もありますが、多くは数日で落ち着く傾向にあるため、日常生活への支障を抑えやすいと考えられます。

コストはエステ並みの価格帯

フォトフェイシャルは美容施術の中でも、1回あたりの費用相場が15,000〜30,000円程度と、比較的負担が抑えられる料金設定になっています。

エステサロンの施術と比較して、フォトフェイシャルは医師の管理下で高出力の照射が行えるのが特徴です。

専門医の診断に基づいた『治療』をエステに近い予算で受けられるのは、フォトフェイシャルを選択するメリットといえるでしょう。

フォトフェイシャルはやめたほうがいいと言われる理由は?

フォトフェイシャルはやめたほうがいいと言われる理由は?

フォトフェイシャルは「やめたほうがいいのでは?」という噂を耳にすることがありますが、適切に施術を受けることで多くのメリットが期待できるといわれている治療です。

「やめたほうがいい」といわれる理由は、主に以下の3つが考えられます。

  • エステサロンでの施術:医療機関に比べ機器の出力が制限されている
  • 施術回数の不足:穏やかに効果が現れる性質上、1回では変化が乏しい
  • 適応外の症状:光治療の得意な症状ではない

特に、深いシワやたるみ、重度のニキビ跡などの症状は、光治療のみでは改善が容易ではない場合もあります。

また、肝斑は出力の設定次第で悪化を招く恐れがあるため、シミ治療に精通した専門医に任せる必要があります。

このように、個人の肌状態に合わせた正しい治療を選択する必要がありますが、肌全体の悩みに対して広くアプローチできる点は、フォトフェイシャルのメリットといえます。

フォトフェイシャルを避けたほうがいい人

フォトフェイシャルを避けたほうがいい人

フォトフェイシャルには、肌質や体調などによって施術を避けたほうがいい人や『禁忌事項』があります。

まずは以下のリストを参考に相談してみましょう。

  • 強い日焼け後や日焼けする予定がある方
  • 肝斑や光過敏症・重度の皮膚炎がある方
  • 授乳中・妊娠中・ホルモンバランスが不安定な方
  • てんかん・糖尿病・心臓疾患・脳疾患・悪性腫瘍の方
  • ケロイド体質の方
  • タトゥーまたはアートメイクがある方

これらに該当する場合は、トラブルにならないよう、事前に医師への申告が必要です。

クリニックで受ける美容施術は医療行為のため、これら以外のことが原因で施術を受けられないケースもあることを理解しておきましょう。

フォトフェイシャルで後悔しないための注意点

フォトフェイシャルで後悔しないための注意点

フォトフェイシャルのデメリットやリスクを知り、後悔しないための注意点を紹介します。

クリニックをよく検討する

フォトフェイシャルを受けるクリニックは、以下のようなポイントを見極めて選びましょう。

  • 丁寧なカウンセリングでしっかり相談できる
  • 痛みに配慮した機器を導入している
  • フォトフェイシャルの実績が豊富で、複合的な肌トラブルに対応できる
  • 万が一のトラブルにも対応できる

フォトフェイシャルの機器はフィルターの種類が複数あるため、その使い分けには医師の経験と実績が欠かせません。

適切な診断と対応が可能な専門医が在籍するクリニックを選びましょう。

紫外線対策と保湿を十分行う

フォトフェイシャルの施術後は肌が過敏な状態のため、紫外線対策と保湿を十分に行いましょう。

紫外線対策は、新たにできるシミを予防するために外出時だけでなく室内でも毎日塗り、できれば2〜3時間おきに塗り直しましょう。

また、保湿も普段以上にしっかり行うことが大切です。

洗顔後すぐに保湿を行い、化粧水で水分を補った後は乳液やクリームなどで蓋をして乾燥を防ぎましょう。

丁寧なアフターケアは、施術の仕上げといえます。

ダウンタイムやリスクを事前に理解する

フォトフェイシャルはダウンタイムが少なめとはいえ、体調や施術前の肌の状態によっては、赤みが出たり、色素沈着になるリスクもあります。

また、治療の自然な経過として、シミが一旦濃くなることもあります。

施術後に落ち着いて過ごすことができるよう、リスクについて事前に理解しておきましょう。

肌に負担をかけない

フォトフェイシャルの施術後は肌が非常に敏感であり、赤みや腫れ、かゆみなどが起こる場合があります。

肌に触りすぎてしまったり、ゴシゴシと洗顔したりするようなことがあると、肌に対する負担が増加して色素沈着につながってしまう恐れもあります。

施術後の肌トラブルを避けるためにも、必要以上に肌に触らず、刺激を控えることが大切です。

他の施術との併用に注意する

フォトフェイシャルと併用することで相乗効果が期待できる施術もありますが、受ける順番を考慮したり同時使用を避けたりする必要がある場合は注意しましょう。

例えば炭酸ガスレーザーとフォトフェイシャルの場合、同日に受けるか、間隔を空けて受けるかの判断は医師に従います。

併用については施術を受ける前に医師とよく相談しましょう。

まとめ

フォトフェイシャルは肌悩みにさまざまなアプローチができる一方で、ダウンタイムやリスクについて理解した上で計画的に受ける必要があります。

数回は継続して施術を受けることが望ましいため、信頼して通い続けられるクリニックを選ぶことが大切です。

あや皮フ科クリニックでは、厚生労働省より承認を受けたルミナス社『m22』によるフォトフェイシャルを行っています。

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医の資格を持つ女性院長が、丁寧に診察して、それぞれの患者様に合った施術をご提案しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

監修者情報

あや皮フ科クリニック 院長 山口 綾(やまぐち あや)医師

あや皮フ科クリニック 院長

山口 綾(やまぐち あや)医師

資格・所属学会

  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 正会員
  • 日本美容皮膚科学会 正会員

略歴

  • 2005年香川大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院皮膚科、京都医療センター皮膚科、宇治武田病院皮膚科医長等を経て、2019年に京都市上京区にて「あや皮フ科クリニック」を開院。
  • 一般皮膚科から美容皮膚科まで専門知識に基づき幅広く対応し、日々診療を行っている。
  • 院長ごあいさつ
    https://aya-hifuka.kyoto/greeting.html